腰が痛くなる。
筋・筋膜性腰痛は皆様がイメージする典型的な腰痛、といってよいかもしれません。
腰痛の原因が、腰の筋肉あるいは筋膜に求められるもので、椎間板などに求められないものです。
なにかのきっかけで腰の筋肉(脊柱起立筋・大腰筋・腸腰筋・大臀筋)を痛めてしまって(例えばゴルフのスイングなどで)それによって筋肉の緊張が起き、痛くなってしまうものです。
筋・筋膜性腰痛はいわゆるぎっくり腰のように急に起きるものもあれば慢性的に腰痛があるものもあります。
ぎっくり腰のように急に激痛が走る腰痛になった場合、病院(整形外科)ではどのように対処しているのでしょうか?
まずは、他の腰痛の症状、例えば腰椎椎間板ヘルニアになっていないかを確認するために念の為検査を行います。
検査には主にレントゲン、MRIが使われます。
他にもCT、PET、シンチグラフフィーなどが検査に用いられることもあります。
レントゲンで骨折の有無など骨の状態をチェック、椎間板のチェック、側弯症の有無の確認などが可能です。
MRIでは筋肉の状態を診る、ヘルニアの有無の確認など、さらに一歩進んだ検査が可能となります。
病院(整形外科)における『筋・筋膜性腰痛』の治療
保存療法が基本です。
ぎっくり腰のように急性で激痛の腰痛の場合と急性期の腰痛が去り、あるいは最初から激痛はないが慢性的な痛みが続いている場合とでは同じ保存療法でもやり方が違います。